カラバオの会のおいたちについて

カラバオの会(正式名称は「寿・外国人出稼ぎ労働者と連帯する会」)は、1987年5月に設立された外国人移住労働者や外国籍住民の人権を守るために活動している市民団体です。カラバオとは、フィリピンのタガログ語で「水牛」を意味し、アジアの農村で人々に親しまれている働き者の動物というところから、会の名称となりました。

カラバオの会は、横浜の日雇い労働者の町、寿町で生まれました。
大阪の釜ヶ崎、東京の山谷とならぶ「三大寄せ場」のひとつである横浜の寿町には、約6500人が居住しています。毎年、年末年始には、仕事が完全になくなり、生活費に事欠く日雇い労働者が簡易宿泊所にも泊まれず、野宿を余儀なくされることも少なくありません。仲間の凍死や餓死を防ぎ、助け合って冬を乗り越えようという「越冬闘争」は、市が建設するプレハブの自主管理や、炊き出し、医療、夜間のパトロール、交流会などで構成されます。

そうした「越冬闘争」が、1986年から87年にかけて行われていた時、年明けに一人のフィリピン人が活動の本部に相談に訪れました。それがきっかけで、彼の友人が次から次へと相談にやってきて、次第に外国人労働者の置かれている状況が明らかになってきました。賃金の不払いやピンハネ、不当な解雇など、日本人であれば労働組合の働きかけによって解決可能な問題も、搾取され放題の状態になっていたのです。話を聞いた、寿日雇い労働者組合のメンバーがことの重大さに着目し、広く市民への呼びかけをおこなって勉強会を重ね、5月の設立に至りました。以来、今日まで外国人からのさまざまな相談を受け、その解決のためにともに行動しています。

【英語】カラバオの会のおいたちについて

カラバオの会(正式名称は「寿・外国人出稼ぎ労働者と連帯する会」)は、1987年5月に設立された外国人移住労働者や外国籍住民の人権を守るために活動している市民団体です。カラバオとは、フィリピンのタガログ語で「水牛」を意味し、アジアの農村で人々に親しまれている働き者の動物というところから、会の名称となりました。

カラバオの会は、横浜の日雇い労働者の町、寿町で生まれました。
大阪の釜ヶ崎、東京の山谷とならぶ「三大寄せ場」のひとつである横浜の寿町には、約6500人が居住しています。毎年、年末年始には、仕事が完全になくなり、生活費に事欠く日雇い労働者が簡易宿泊所にも泊まれず、野宿を余儀なくされることも少なくありません。仲間の凍死や餓死を防ぎ、助け合って冬を乗り越えようという「越冬闘争」は、市が建設するプレハブの自主管理や、炊き出し、医療、夜間のパトロール、交流会などで構成されます。

そうした「越冬闘争」が、1986年から87年にかけて行われていた時、年明けに一人のフィリピン人が活動の本部に相談に訪れました。それがきっかけで、彼の友人が次から次へと相談にやってきて、次第に外国人労働者の置かれている状況が明らかになってきました。賃金の不払いやピンハネ、不当な解雇など、日本人であれば労働組合の働きかけによって解決可能な問題も、搾取され放題の状態になっていたのです。話を聞いた、寿日雇い労働者組合のメンバーがことの重大さに着目し、広く市民への呼びかけをおこなって勉強会を重ね、5月の設立に至りました。以来、今日まで外国人からのさまざまな相談を受け、その解決のためにともに行動しています。

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